障害年金は3年~4年に一度診断書の再提出がもとめられます。3年も自費リハに通えば麻痺もかなり改善するわけで、そうなると年金の等級が下がるか。最悪支給停止になりかねない。年金暮らしの身には死活問題であります。
麻痺は治したいが、年金が止まるのも困る。診断書の再提出の際に変化なしと書いてもらわなければ大変なコトになるわけで、年数が立てば自費リハにいかなくても慣れることでADLはそれなりに改善するので、それは慣れであり、医学的に麻痺が治ったわけではありません。医学上の定説通り麻痺は残っています。と屁理屈をこねねばなりません。
通院などしてる主治医であれば、我々はお客様ですから優しく対応してくれますから良いのですが、中には正義感の強い杓子定規な医者だと、診断書を書くのを断られる場合があります。
自費リハを受けるにしても主治医には了解を得ておくなどしていた方が良いと思います。でないと診断書を書いてもらいにいくと、向こうのリハビリの先生に書いてもらえと言われるかもしれません。セラピストでは診断書はかけませんからね。困ったことになります。
障害年金はみなし年金なんですね。最低6ケ月の年金加入期間でも20年かけたとみなされるのです。僕も35歳で倒れたので加入期間が20年未満でも障害年金が受給出来ました。非常に特殊な制度なので複雑で専門家ですらわかりづらい。診断書の再提出だってどのように行われているのかブラックボックスです。
我々当事者もしっかりと勉強しておく必要があります。
診断書を書いてもらう医者探しに頭を悩ませたものです。大学病院などの大きな病院では主治医が移動でどっかにいってしまうこともありますし。
障害年金はみなし年金
障害年金はみなし年金ですから、若いころの給料の安い記録が出てくると再計算すると受給額が減ります。消えた年金がでてきて、ホイホイ喜んで社会保険事務所にいって、再計算すると年額3万円減ると言われて、ギョッとなりました。減るどころか反対に過払い請求されるケースもあるとか。遺族年金とかでは数百万の請求がきた人もいるそうです。年金制度はこっちも勉強しておかないとえらいことになりますね。


まこっちゃん
元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員
昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。
昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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