人は体全体で歩く

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夏は麻痺側の手が熱くなる。冬は氷のように冷たい。よだれが出てもわからない。発病当初は全く感覚がなかったが、35年後の今は大きな感じはわかる。脳神経細胞というものの性質上、特に難解なのが知覚神経の事ではなかろうか。

運動野、言語野に関する研究は散見されるが、所詮これらとて研究者の想像の域を出ない。人類はどのようにして知覚神経を手に入れたのか。ぜひとも研究者らに解き明かして欲しいテーマだが、彼らが熱中するのはロボットだとか運動野へのアプローチに終始する。

両手両足を交互に動かすのが人の基本的な動作である。片方の足だけをいくら動かしたところでダメなのだ。手足は連動するので同時に動かさなければ感覚の戻りはおぼつかないだろう。ロボットリハビリを見ていても足だけでやっている。一緒に手も動くようにすれば良いと思うが、まだまだそこまでの意識はない。

人類が猿から分かれて2足歩行を手に入れたのが700万年前だと、まことしやかにNHKがしったかぶりをするが、これだってほんとうかどうか怪しい。

ま、何はともあれ2足歩行というのは実に不安定である。人のフィギアを立たせようとすれば、その重心を特定するのがとても難しい。4本足の動物の模型であれば簡単に置けるが、人形は釘で打ち付けてケースにいれてある。

ましてや人には運動も加味されることを想像すると、重心位置は高速度で変化する。それを瞬時に判断し体に伝達するという人体の宇宙規模のシステムは全体としてとらえる必要がある。

人の歩行というのは手足だけではなく、体全体が関係していると強く感じる。麻痺があろうがなからろうが、両手両足は交互に動くように作られている。僕が水泳に夢中な所以である。

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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