障害年金の遡及請求他特殊なケース

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障害年金の遡及(そきゅう)請求とは何ですか?
過去にさかのぼって障害年金を受給することをいいます。
正式には認定日請求と呼びます。

たとえば障害認定日(※)が8年前だったとします。そして、この
8年前に、すでに障害等級2級の障害を持っていたとします。

この場合、本来なら8年前から障害年金が受給できたわけですが、
多くの人は障害年金の制度を知らないため、現在まで請求をのば
しのばしにしています。

そこで「障害認定日の診断書」と「現在の診断書」を医師に記入
してもらい、2つの診断書が障害等級に該当する状態なら8年前
から受給権を発生させ、過去にさかのぼって年金を支給させよう
というのが遡及請求です。

ただし年金請求の時効は「5年」ですから8年分を遡及しても
8年分の年金がおりるわけではありません。最高5年分までしか
年金はおりません。

認定日請求(本来請求)とは、初診日から1年6ヶ月経過した日である障害認定日時点での診断書を取得し、その障害認定日から1年以内に請求することをいいます。

診断書 原則として障害認定日から3ヶ月以内の診断書が必要になります。
受給権の発生 障害認定日となります。なお、障害年金の支給は障害認定日の翌月分からとなります。

遡及請求とは、初診日から1年6ヶ月経過した日である障害認定日時点になんらかの理由で請求をされなかった場合に、障害認定日から1年以上経過した後で障害認定日時点に遡って請求することをいいます。

診断書 原則として障害認定日から3ヶ月以内の診断書と請求時点での診断書の合計2枚が必要になります。
受給権の発生 障害認定日となります。なお、障害年金の支給は基本的に障害認定日の翌月分から(経過分については初回振込み時に支給)となりますが、請求日が障害認定日から5年以上を経過している場合、遡及による支給は時効の関係で5年前までの分となります。

事後重症による請求

事後重症による請求とは、初診日から1年6ヶ月を経過した障害認定日時点には障害等級に該当していなかった場合に、その後65歳に達する日の前日までに障害が悪化し、障害等級に該当する状態に至った場合に請求することをいいます。

なお、障害認定日時点で医療機関に受診されていなかったり、当時のカルテが保管されていないなどの理由で障害認定日時点における診断書が取得できない場合も、基本的にはこの事後重症による請求となります。

診断書 請求時点での診断書が必要になります。
受給権の発生 請求日となります。なお、障害年金の支給は請求日の翌月分からとなります。
請求期限 65歳に達する日の前日までとなります。

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特別障害給付金制度の概要

国民年金に任意加入していなかったことにより、障害基礎年金等を受給していない障害者の方について、国民年金制度の発展過程において生じた特別な事情にかんがみ、福祉的措置として「特別障害給付金制度」が創設されました。

1.支給の対象となる方

  1. 平成3年3月以前に国民年金任意加入対象であった学生(※1)
  2. 昭和61年3月以前に国民年金任意加入対象であった被用者等の配偶者(※2)であって、当時、任意加入していなかった期間内に初診日(※3)があり、現在、障害基礎年金の1級、2級相当の障害の状態にある方が対象となります。ただし、65歳に達する日の前日までに当該障害状態に該当し、請求された方に限られます。

なお、障害基礎年金や障害厚生年金、障害共済年金などを受給することができる方は対象になりません。
また、給付金を受けるためには、厚生労働大臣の認定が必要になります。

(※1)国民年金任意加入であった学生とは、以下を目安としてください。
次の(1)または(2)の昼間部在学していた学生(定時制、夜間部、通信を除く。)
(1) 大学(大学院)、短大、高等学校および高等専門学校
(2) また、昭和61年4月から平成3年3月までは、上記(1)に加え、専修学校及び一部の各種学校

(※2)被用者等の配偶者とは、以下の場合となります。
(1) 被用者年金制度(厚生年金保険、共済組合等)の加入者の配偶者
(2) 上記(1)の老齢給付受給権者及び受給資格期間満了者(通算老齢・通算退職年金を除く)の配偶者
(3) 上記(1)の障害年金受給者の配偶者
(4) 国会議員の配偶者
(5) 地方議会議員の配偶者(ただし、昭和37年12月以降)

(※3)障害の原因となる傷病について初めて医師または歯科医師の診療を受けた日

2.支給額

障害基礎年金1級相当に該当する方:令和3年度基本月額52,450円(2級の1.25倍)

障害基礎年金2級相当に該当する方:令和3年度基本月額41,960円
※特別障害給付金の月額は、前年の消費者物価指数の上昇下降に合わせて毎年度自動的に見直しされます。

  • 老齢年金、遺族年金、労災補償等を受給されている場合には、その受給額分を差し引いた額を支給いたします。(老齢年金等の額が特別障害給付金の額を上回る場合は、特別障害給付金は支給されません。)詳細は年金機構のサイトへ

障害厚生年金に該当する状態

障害の程度1級

他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態です。身のまわりのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲がベッドの周辺に限られるような方が、1級に相当します。

障害の程度2級

必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働によって収入を得ることができないほどの障害です。例えば、家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできても、それ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当します。

障害の程度3級

労働が著しい制限を受ける、または、労働に著しい制限を加えることを必要とするような状態です。日常生活にはほとんど支障はないが、労働については制限がある方が3級に相当します。詳細はここ

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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