腰痛と水泳と片麻痺

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骨盤矯正をしたところで、その場では治るが、しばらくすると元の木阿弥だ。施術師は姿勢が悪いから背筋を伸ばせという。それはその通りだろう。机に座ってパソコンばかりいらっていると姿勢も悪くなる。おまけに片麻痺があるからなおさらだ。知らないうちに体が傾いている。足の突っ張りも強いので、歩きも猫背になる。
体の歪みを治すには水泳が良い。

それも麻痺側を動かして泳ぐことが大事だ。でも、これは死ぬほどキツイ。だいたい片麻痺の体で、プールサイドに出るだけでも大変なのに。その前に片手でどうやってゴーグルや帽子を装着するか。そういうこともある。健常者と交じってどうやって泳ぐのか。溺れたらどうしよう。そういうことを考えると。気持ちは萎えてしまう。ましてや片手と片足で泳ぐなんて想像だにできない。そんなの無理無理。とシャッターを下ろす。これが普通だろう。

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中には猛者もいる。ある60代男性は死ぬほどキツイ反張と猫背でプールに入るが泳げない。しかたなく水中歩行をしている。その後風呂に入って帰っていく。他人の片麻痺姿を見ていると確かに体は歪んで変形している。自分も同様だろうと思う。

筋肉は使わないと縮んでしまう。そうなると良い方の筋肉が悪い方に引っ張られてしまう。だろうことは間違いない。筋肉だけではない、筋も関節も、筋肉を包む筋膜も釣られて引っ張られるから。体中の筋肉系統は収拾のつかない混乱状態となる。彼らを統括する司令塔の脳も。この状態を把握できずに、時々誤った信号を発してしまう。正常な箇所でも悪いと信号を出す。悪いという信号が痛みというわけだ。

元々正常な箇所を誤って悪いと誤って脳が認識して、痛い信号を出す。患者が痛いと訴える箇所を医師がいくら調べても異常など見つからない。元々正常なのだから。それでも患者は痛いとのたうち回る。しかし、しばらくすると痛みはいつのまにか治まってしまう。

脳のカオスが痛みの誤診を招く
水中にいると、脳は人類が大昔には、爬虫類や魚類だった頃を思い出す。また、溺れまいと必死にもなる。その必死さが誤った信号を送る暇をなくさせる。生き延びるための神経に集中する。たかが痛みぐらいのことに。総司令部の脳もかまってはいられない。苦しいことを続けていると。脳神経の混乱も落ち着きを取り戻し。背筋の痛みや、腰痛、眩暈、吐き気といった症状が改善されたのだと推測している。

今日は麻痺側の体を動かして泳いだ。麻痺側の手を上げて泳ぐのだが、これが非常に疲れる。良い方の右手だけで泳ぐのだと楽だから連続800メートールを一気に泳ぐ。しかし、麻痺側も動かすと苦しいから25メートールづつ休憩をはさんで泳いだ。25メートールを16本=800メートール。なんとか目標はクリアーできた。麻痺側の体を使って泳ぐのは容易ではない。体をローリングさせながらクネクネ泳いでいると腰痛の痛い部分が刺激されマッサージ効果があらわれるので痛みはかなり軽減された。(2020/08月から1000メートール 25×40)(10月24日は200メートール4本 100メートール2本)

麻痺側の肩を動かすように泳ぐと固くなった筋肉がほぐされて背中の張りが改善されてゆく。整骨院や整形外科、鍼麻酔療法、鍼、整体、カイロプラクティックなど様々な治療方法を試みたが一向に改善はなかった。それが水泳を始めて3年目ぐらいから背中の張りはなくなった。腰椎の4番~5番辺りの痛みも随分軽減している。
最後に
水泳が終わると30分ほど水中歩行もしている。始めた当初は水中歩行はできなかった。水泳を続けている間にいつのまにか可能になった。特に痛いのが健側の右の5番腰椎の付近だ。足を上げて歩くことで凝り固まった腰椎の周囲の筋肉がほぐされ、自分で自分をマッサージしていることになりその効果が現れたのだろう。水泳や水中歩行は腰痛に良いと聞いていたが本当だった。

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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