脳卒中、アキレス腱延長手術で、筋を切って足の指の曲がりを治す

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脳卒中でカタマヒになると様々な後遺症が現れる。代表的な症状として内反と尖足があげられる。

内反というのは足を振り出すと足裏が内返りするので歩行困難となる。尖足というのは足首のコントロールがきかず足首が垂れたままになるので引っかかって歩けない。

こういう状況を改善するために補装具が用意されている。尖足の矯正にはプラスチック製のシフォンタイプ(靴ベラ型)が有効である。足カカトの角度は90度が望ましい。内反にはワンタッチのベルトで足の情面から固定するが、完全に内反を防ぐことはできない。

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この他にやっかいな症状が、足の突っ張りが強くて足の指が曲がって痛くて歩けなくなることである。特に裸足になるとこの症状が顕著に表れる。親指が曲がることが多い。足の親指が曲がると歩行は不可能になる。

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 アキレス腱延長手術

足の突っ張りが強くて反張膝があるので分回し歩行。これを改善するためにアキレス腱の延長手術を受けた。1994年のことである。病院は国立療養所福岡東病院(現・福岡東医療センター)整形外科執刀医は松本先生。アキレス腱をz型に切断し、少しずらして結わえるという方法。これで5ミリ~1センチは伸びる。

ついでに足の指の曲がりがあったので、足指の筋を切断したのである。これで足の親指の曲がりは解消した。しかし、反張膝と分回しの改善はない。

足を振り出すと内反はするが、着地すると足裏が着地する。不自由ではあるが歩けないことはないのでそのまま歩行訓練を続けたらそのうちに慣れてしまった。治すことにこだわるよりも内反に慣れることにした。

緊張が弱いなら訓練のやりようもあるが、緊張が強いと治すのは不可能である。体を慣らす方が良いと判断。というよりも毎日の生活があるので否応なしに慣れるしかない。買い物にもいかねばならないし。料理もしなければならないのだ。

最後に

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買い物に行ったり毎日キッチンに立つことをリハビリと捉えた。当初は歩行訓練を兼ねた買い物から帰るとぐったりとして1時間程度横になっていたが、最近は慣れたせいかそんなこともなくなった。食べることに休みはない。雨の日も風の日もカンカン照りの暑い日も買い物は待ってくれない。嫌でも行かないとイケナイ。食べるのは自分だから。腹が減ると少々辛くとも動ける。

買い物を続けているとだんだんと持久力も付いてくる。持久力をつけることは障碍者にとって大事なことだ。屋外での活動は持久力がないと不可能である。災害などで避難所暮らしを余儀なくされる場合を想定すると持久力をつけておく方が良い。

屋内歩行をいくら頑張っても外に出ると途端に緊張して体が固まってしまう。雑踏の中を歩いたり、駅の階段や都市の地下街とか空港の中とか持久力がないと歩けない。屋外歩行で心肺機能もフル稼働させておくが良い。そうしないと能力がだんだん低下する。

自動車だって安全運転ばかりしていると、スピードがでなくなる。時々高速運転をしておく必要があるのと似ている。

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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