脳の再生医療治験について考える。

スポンサードリンク

最近、脳卒中などで壊れた脳細胞をなおすというか、脳の機能を再生させるという研究が進んでいると聞きます。日本国内でも研究が始まったとききます。しかし、これはまだ確立された治療法ではなく、治験というから、有体に言えば人体実験なわけで、予期せぬ後遺症でよけいに症状が悪化したり、最悪死んでしまうこともありうるわけです。

一気に死んでしまえば、良いのですが、寝たきりにでもなったら最悪の結果を招くでしょう。本人は猶の事、家族にも多大な心労と費用の負担をしいることになります。そういうリスクを負ってまで治験に踏み切るメリットは少ないと僕は思います。パーキンソン病のような進行性の疾患なら治験にかけるのもありとはおもいますが、脳卒中の場合はそこで止まっているわけで、リハビリを頑張った方がリスクがなくていいと思います。

僕は視床下部という出血でした。脳の奥にある脳幹と言われる、原始脳とも呼ばれる近くにあります。脳外科医が言うには脳の中に溜まっている血種を取り除かないと麻痺はなおらない。こういうのです。それで手術をするかどうかでずいぶん悩み、泣きました。でも、脳の奥に管を差し込んで血を吸い出すという過程において、正常な神経に触れて余計に症状が悪くなることも考えられます。最悪、寝たきりにでもなったら、老いた母にどれだけ心労をかけるかわかりません。父や弟は先生を信じてオペを受けろというでした。

写真上は1986年 動画は2019年

スポンサードリンク

僕は怖くて手術を決断できませんでした。このまま歩けなくても車いすの生活になることを覚悟して、たとえ血の小便を流そうともリハビリにかけようと決心しました。手足の緊張が異様に強くて、膝が曲がらずPTはお手上げで福祉事務所へ行けと言い手帳を作り、工場の人が履くような安全靴に鉄の支柱が付いた補装具と呼ばれる物々しい物を付けて、足をブンブン振り回してかろうじてかなう歩行でした。PTは反張が強いからこのままでは将来膝がボロボロになると警告してきました。僕は狂ったように歩行訓練にあけくれ、34年が経過しましたが、膝がボロボロになることもなく、棒のように突っ張って全く上がらなかった足も上がるようになりました。

知覚神経はできない

最近、福岡でも脳卒中患者向けの治験を促す広告を見ました。とても興味があり、HPの説明を読むと運動神経の再生は期待できるが、知覚神経の再生はないと書いてありました。たとえ運動神経だけ再生しても知覚神経が再生できなければリスクと多大な費用をかけてまでやる必要は無いと思います。

運動療法には即効性はないものの、安全性とそれなりの効果が確立されており費用も安価です。再生医療が安全性と確かな効果が確認されてから治療に踏み切る方が良いと考えます。

The following two tabs change content below.
まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

スポンサードリンク