脳卒中で片麻痺、脳をカスタマイズする

スポンサードリンク

もうアンタは治らない。そういわれても困ってしまう。で。自分でなんとかしなければならない。自分の脳の中がダメージを受けている。誰にも頼れない。医者にも家族にも恋人にも。傷ついた脳で今後を生きてゆかねばならない。どうするか。半身不随の身で生きていけるように、我が脳をカスタマイズするしかない。パソコンをカスタマイズするように自分の使い勝手が良いように手を加えるのだ。

脳のカスタマイズ、簡単に言えば慣れることである。この体での暮らしになれることだ。人間の体は、環境に適応するようにできている。それで少しづつ少しづつ体をなじませてゆく。体がなじむと脳細胞がそれに適応して神経のネットワークを構築する。どうやって訓練するのか。健側の足と同じ動きになるようにすれば良い。歩行訓練の手本は自分の健足である。

スポンサードリンク

リハビリは過酷な肉体労


地道で気の遠くなるような忍耐と孤独に耐えるには人類がどのように進化してきたか。また脳の進化についても勉強しておくことも必要だろう。そうしないと、途中で、ほんまかいな、ばかばかしいとサジを投げてしまう。しかし、勉強ばかりしていても拉致はあかない。脳卒中のリハビリは過酷な肉体労働だ。麻痺した体を動かすというのは口でいうほど簡単ではない。雨の日も風の日も粉雪の舞う日もある。大雨の日もある。真夏のカンカン照りだってある。道路を歩くのは危険も伴う。室内でいくら上手に歩けても外に出るとバリアーだらけなんで、緊張で身がすくんでうごけない。

それで自分は病院リハビリやデイケアー利用は諦めた。こういうところに行くと仲間がいて、お互いに傷の舐めあいで非常に居心地が良い。なので辛い訓練をする意欲が失せる。それともうこの訓練は理屈じゃない。いくら医学書を読んで、脳の勉強をしたところで体が動くようにはならない。とにかく麻痺側の手足を動かして脳をカスタマイズするほか道はない。

リハビリは辛いから嫌だと放置しておくとどうなるか。筋肉はやせ細り関節は硬くなり、体全体が固くなる。車いすやベッドに座ってばかりだと、血行が悪くなって、皮膚が壊死しばい菌がが入って肉が腐り穴が開く。いわゆる褥瘡ができる。なので寝たきりの人には日に何回か体位の変更が必要となる。

毎日買い物にいく。雨の日も風の日も。雪の日もカンカン照りの日も。そして自分で料理を作る。もうこれだけでも立派なリハビリになっている。その他に週4日の水泳と水中歩行。障碍者スポーツも参加する。養鶏をやったり。ベランダでスイカを作ったりもした。東京や大阪での片麻痺者のオフ会にも還暦までは参加した。

元通りには決してならないが普通の暮らしをするぐらいにはなる。あまり頑張りすぎるのも考え物だが、頑張らないように頑張ることにしている。

最後に

病院リハやデイケアーへはできるだけ避けてきた。買い物や園芸などの日常生活をリハビリととらえる。施設でのリハビリだけでは時間が足りない。一日24時間がリハビリととらえている。布団にはいって寝る時も麻痺足を立ててねる。一番のリハビリは毎日の買い物かな。

The following two tabs change content below.
まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

まこっちゃん

最新記事 by まこっちゃん (全て見る)

スポンサードリンク