ネットカフェ難民–自覚ないまま若者のホームレス化が進む

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月収15万円でもネットカフェ難民–自覚ないまま若者のホームレス化が進む

ふーむ、時代だな。僕の若いころは人夫出し(簡易宿泊所・現代版タコ部屋)に転がり込んだ。土木作業員などが主な仕事だった。日当は5000円で飯代部屋代を引かれて2000円ぐらい残った。貯金すればいいけど人生を諦めた人がほとんどで、焼酎をあおるかボートですってんてんになるか。そんな生活に嫌気が差して、逃げ出して常用の人夫になった。そして飯場に引っ越して高速道路の現場でコキ使われた。昼飯も食わせないでコンクリ打ちさせられたり。深夜まで重労働させられていたら。突然脳内出血で倒れて、その後は半身不随の障害者となった。労災にもしてもらえず、ぼろ雑巾のように捨てられた。頭にきたので手抜き工事をばらしてやるといって。元請けを脅かして溜飲をさげたのがせめてもの救い。その後リハビリ施設の女職員を懇意になり主夫になった。

大学出ても肉体労働

倒れたのがバブルの入り口だったので、世間は景気がよかった。若者の失業者なんていなかった。どん底から這い上がるには誰かの手助けがいる。こんな時は結婚するしか手立てがない。いくら頭が良くて大学出てても。女の一人もつかまえられんようでははなしにならん。パソコンばっかりいじってないで。巷に出て異性をナンパする修行でもした方がよっぽどいい。AIやロボットの登場で今どき大学なんて何の役にも立たない。いくらITに強くても。コミュニケーション能力がないとネットも威力を発揮しない。大学出て肉体労働してりゃあ世話ないよ。

介護職とか軽作業とか肉体労働は、昔は僕ら中学出の独壇場だったけど。今じゃあ3K職場は外国人労働者に奪われて、日本人の作業員とか出る幕は無い。うどん屋とか居酒屋の店員には日本人の若者はなろうとしない。僕らの若いころも百姓の娘が百姓の男を毛嫌いしていたな。事務員になるのが花形でビジネスガール略してBGなんて呼ばれてた。それからオフィースレディー略してOLになった。

4/8日曜日

夕方のテレビ朝日系を見ていたら、東京では一晩に4000人のネットカフェ難民が存在するという。一晩2000円出すと人一人がやっと横になれるスペースを確保できる。パソコンが置いてあり、炭酸飲料などは自由に飲める。シャワーもあった。洗濯は1回309円。洗剤も柔軟剤まである。食事は近くのディスカウント店でカップ麺や酒類とつまみを買ってくる生活だ。月に6万円で都心で暮らせるから職探しに魅力的だと言う。というか都心にいないと日雇いの仕事もままならない。夜中に募集があっても次の日が仕事だったら郊外だと間に合わない。昔は手配師がやっていたことが今はネットで行われている。

50歳になる独身の男性に密着取材の様子が映像で流された。男性は東京の有名私大卒業の学歴。簿記1級、英検1級、その他数々の資格を有していた。元々は中学の教師を目指していたが、かなわなかった。飲食関係の企業に就職したが、3年で退職し、その後数年ごとに転職を繰り返し、気が付いたら50歳になっていたと語っていた。

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時代は変わった

高学歴で、数々の資格を有しながら正社員になれないなど、中卒でDQNの僕にすれば、にわかにわ信じがたい話だった。健常者でもあるし。英会話もできるというのにだ。日雇いの単純作業の仕事しかないとは難しい時代に突入したものだ。11万~15万の月収だという。しかし、いつも仕事にありつけるというものでもない。2か月も仕事にありつけない今は、暖かい夜は公園で野宿して一夜を明かすそうだ。深夜になると寒くて寝ていられないので、夜明けまで公園を歩き回るそうだ。

若いうちは病気もしないだろうが、加齢とともに病魔に襲われることもあるだろう。若いネットカフェ難民は風邪を引いたら気合で治す。そういっていたが、老いればそうもいかなくなる。その前に仕事がなくなるだろう。その時を考えると不安だと男性は語っていた。これからはAIやIOTの浸透で、ますます失業者が増えることが懸念される。見ていてなんとも気が重くなる番組であった。

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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