水泳を始めてから反張が軽減した、不思議だ。

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僕の足は棒足だ。緊張が強くて、足が突っ張って伸びたままスムーズに曲がらない。歩こうとして足を降り出す。足が着地して体重が載ったとたん膝がガチッとロックされてしまう。人は曲がったまま歩いたり立ったりしている。立っているときもわずかに膝は曲がっていなくてはならない。曲がったままで自重を支えることができないと、次の足の降り出しが滑らかにできなくなる。ガチッガチッとしたロボット歩きななる。毎回麻痺足を見ながらよいしょよいしょと歩くので死ぬほど疲れる。

<反張膝>

図右のように正常な状態では膝がわずかに曲がっているが、突っ張りが強いと図左のように膝が伸びきってしまう。

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2001年/ 階段リハビリ中

階段を普通に2足1段で上る。水泳を始める前は、膝の反張が酷かったけど、泳ぎだしてから徐々に反張も減ってきた。歩くたびに膝がガチッとロックされていた32年前と比べるとはるかに歩きやすい。反張膝というのは滑らかな歩行の大きな妨げとなる。緊張が強いと足を上げて地面を蹴るという動作ができないので、外に大きく振り回す外旋歩行となる。ぶん回し歩行ともいう。滑らかな歩行を得るには足首の動きが必要だが、これができない。足首さえ動くようになれば補装具もいらないのだが。アキレス腱は縮んでいるし、ふくらはぎもげっそりしているので足首が滑らかに動くようにはならないだろう。それでもあきらめないでトレーニングは継続する。

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2017年/  麻痺足が細くなっている。

緊張が強いから突っ張りが出るわけで、こういう症状を過緊張という。では単純に緊張をなくせば良いかというとそうではない。緊張というのも姿勢の保持や歩行には必要なのだ。人の動きは筋肉の収縮によって行われる。あるときはグッと筋肉が縮んで力が入る。あるときは筋肉が緩んで力が抜ける。この動きをタイミングよく行うことで、人の動作が出来上がる。その時その時の状況によって絶妙にコントロールされることで滑らかな動作が可能となる。

緊張が強いと昔は筋弛緩剤の投与が行われていた。しかし、これは薬の量を間違うと体がふにゃふにゃになってしまう。歩行どころか姿勢の保持すらできなくなる。近年はボトックス注射が緊張を和らげるといわれているが、効果のほどはどうだろう、体験したことがないのでわからない。32年前の発病当初に医者から緊張を無くす新薬を飲んでみないかと言われたが断ったことがある。と要するに実験台にされるわけだ。緊張が強がすぎるのもイケナイが緊張がなくなるのもイケナイ。なんでもほどほどが良いのだろうが、これが存外難しい。

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まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

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