体全体で歩く練習を

スポンサードリンク

膝を曲げないと滑らかな歩行にならない。アシモを見ているとそのことがよくわかる。

人類は魚類~爬虫類へと進化して哺乳類になったと言われている。

 

そして類人猿から分かれて人類へと進化したのが700万年前だという。

 

2足歩行というのは実に不安定である。それを可能にしたのは巨大化した脳だろう。大きな脳が体全体を絶妙にコントロールして2本足で立って歩くという動作を可能にした。2本足で立つだけでも非常に不安定だ。人形を作って立ててみると良くわかる。重心位置を正確に割り出さないと直立はしない。立つだけならまだしもこれに歩行が加わるのである。4本足の動物の粘土細工で作ると安定して立つ。2足でたつことがいかに不安定か。4足から2足への変化の過程が片麻痺リハビリへのヒントが隠されているかもしれない。

私たちの手は元々足だったのである。直立することにより前足が空いたので、物をつかんだりすることができるようになった。手を使うことにより脳が巨大化していった。上の図で見るとわかるように猿の頭蓋骨は人間の頭蓋骨よりもはるかに小さい。(人間の脳の大きさは、1300~1500グラムぐらいで、チンパンジーは400~500グラムぐらい)

人間の脳には遠い昔の爬虫類や猿だったころの4足歩行をしていた名残が原始脳といわれる部分(脳幹)の奥深くにファイリングされているという。であるからにして現在でも昔の記憶がよみがえり4本足で暮らしている人もいる。そして4本足で歩く競技というものまで存在する。

ユネルタン症候群 — 四足歩行する人々。生物の”退行進化”とは?

片麻痺のリハビリにおいては、これらの事を考慮する必要があるだろう。ただ足だけ、手だけを訓練していても一向に改善しないのなぜだろうと思っていた。27年間毎日あくせくと歩行訓練に励んだが改善はしない。医学的に脳卒中は治らないことが確認されてもいる。改善があるとすれば麻痺の程度が非常に軽い場合に限られる。麻痺が重篤な場合は生涯なおらないのである。それでもなんとかしたいとワラにでもすがるような気持になるのがが人情というものだ。

スポンサードリンク

最後に

片麻痺のリハビリにおいては体全体を使う訓練をすることが良いリハビリ結果を生むだろうと考えている。人に代動物に代歩行というのは手足だけでなりたつものではなく、体全体で歩いたりh知ったりするものだとおもう。手を振って歩けといわれるのも手足は絶妙に連携していることを考慮してのことだろう。軽い麻痺なら手を振る訓練もできるだろうが、重篤だとリハビリのやりようがないのである。アシモの動きや動物の動き、人間の歩行などを参考にしつつ試行錯誤の毎日である。

動きの悪い高齢者や障碍者を観察していると、押しなべて足だけで歩こうとしている。足を上げて地面を蹴っていないからどうしてもすり足になったり、引きずった歩行になっている。またはブン回す。

 

The following two tabs change content below.
まこっちゃん

まこっちゃん

元自動車会社工員、配管工、自動車洗車場、呉服担ぎ屋、土木作業員

昭和61年、琉球大学キャンパス内で架橋工事中に突然脳内出血に倒れる。
以降左半身不随の後遺症が残り1種2級の身体障碍者となる。

昭和64年(平成元年)リハビリセンターで入所中に知り合って交際していた女性職員と入籍。
福岡県粕屋郡古賀町(現古賀市)へ転居。彼女が働き、家事全般は夫がする暮らしを始める。生活費は折半。いわゆる「主夫」となって今に至る。

スポンサードリンク